起業には向き不向きがある?
最低資金制度の改正により、お金がないという方でも開業しやすくなりました。
しかしながら、会社を経営するのは難しいものです。
起業後5年での生存率は約15%とも言われています。
この生存競争に残れる人とは、一体どのような特徴があるのかを今回は紹介します。
起業に向いていない人の特徴
まずは、起業に向いていない人の特徴をみていきましょう。
自分本位で他人のせいにしてしまう
起業すれば責任は全部自分にふりかかり、自分自身の判断で解決していかなければなりません。
何かが起こったときに全て他人のせいにしてしまう他責の人は、成長がなく起業に向いていないといえます。
頭でっかちで行動力がない
知識や理屈ばかりを並べて行動をしない人も向きません。
会社は学校のように勉強をする場ではないので、主体性をもって動いていけなければビジネスは始まらず、利益が生まれません。
たとえ上手くいかなかったとしても、方法を変えてどんどんトライしていく姿勢が大切といえます。
信念がない
どうしてこの事業を始めたのかをきちんと伝えられるかどうかも大切です。
「お金がほしいから」「会社に縛られたくないから」という自分本位な考えでも良いとは思いますが、“誰かの役に立つ事業か”という点を軸に考えてみるとよいでしょう。
誰かを幸せにするためにやるという信念があれば使命感も生まれ、事業をよりよくしていこうという向上心も生まれてきます。
このような信念がないと、一度失敗しただけでモチベーションが下がり続けてしまい、続けるのがしんどくなってしまうかもしれません。
交渉ができない
起業したばかりの会社は、自らが動かなければ仕事がありません。
交渉が苦手だと、周囲からいい様に扱われてしまい、搾取の対象とされてしまいます。
柔軟な考えができない
自分の考えに執着しすぎて曲げられない人は、問題を繰り返しがちです。
物事をいろんな方面から観察し、柔軟に対応していく力も経営者には必要です。
起業に向いている人の特徴
次に、起業に向いている人の特徴です。
決断力がある
起業をすれば、責任は自分にあり、常に決断を迫られます。
自分の決断によって会社の経営が左右されてしまうので、自分で決断を下すのは勇気がいりますよね。
しかし、成功からよりも失敗からの方が学ぶべきことはたくさんあります。
失敗を恐れずに自分がよいと思った方に物事をすすめていってみましょう。
人脈が広い
「人脈は金脈である」とも言われているほどで、自分のビジネスを展開していく際に、人脈が広いと有利です。
何か問題が発生した際にも人脈をつかって解決できる場合もあります。
ストレス耐性がある
経営者になれば、日々尋常ではないストレスがかかります。
人間関係はもちろん、事業が失敗してしまえば莫大な借金を抱えてしまう可能性もあり、金銭面的なストレスは特にかかってくるといえます。
ちょっとしたことでくじけてしまっていては先に進めません。
壁にぶつかったとしても早く立ち直り、解決策を求めて前に進んでいく力が必要です。
起業する前に自分自身を向上しよう
誰でも起業しやすくなったとはいえ、会社を経営するには自分自身にも磨きをかけなければ長続きしません。
早く独立したいという気持ちもあるかもしれませんが、失敗しないためにもまずは自分に足りない部分を考えてみましょう。